禅の教え
法話
わだかまりのない心で
手紙を書くのを忘れずに
大いなる哉心や
戒律

戒律

圓徳院閑栖住職 後藤 典生

 栄西禅師は、建仁寺の僧侶、あるいは弟子たちに厳しく戒律を守るように言われた方であると伝えられている。
 仏教徒にとって戒律を守ることは大切なことであり、生きていくうえの心の支えでなければならない。
 そこで、私たちが守らなければならない戒律を以下に記す。

ものの命を殺すことなかれ
人のものを盗むことなかれ
男女の道をみだすことなかれ
うそ偽りを言うことなかれ
酔いしれて勤めを怠ることなかれ
他人の過ちを言いふらすことなかれ
己を誇り他をあしざまに言うことなかれ
人に与えることをおしむことなかれ
いかりによりて自分をとり乱すことなかれ
仏や三宝に不敬の念をいだくことなかれ

   

 この戒律は、仏教徒の基本であり、誰がみても大切なことだと思うが、なかなか守れない。守れなければどうするか、「懺悔せよ、懺悔せよ」ということである。
 栄西禅師八百年遠諱にあたり、強く守るようにいわれた栄西禅師の教えをもう一度振り返ろうではないか。

後藤 典生
(ごとう てんしょう)
圓徳院閑栖住職